精神障害者支援について
【質 問】
横浜市の精神科病院数及び病床数、そして、病床数は全国的に見て多いのか少ないのか。また、入院患者のうち5年以上の長期入院をしている人はどれ位いるのか。
■横浜市内の精神病院(平成15年6月末)
26病院/5,377床
■人口1万人に対する病床数(平成14年6月末)
<全国平均>28.1
<横浜市>16.0
■入院患者数(平成15年6月末)
4,939人
■うち5年以上の長期入院患者数
1,670人(33.8%)

【質 問】
国は、平成11年の調査に基づいて、「条件が整えば退院できる」精神障害者を全国で72,000人と推計しているが、横浜市には、おおよそどれ位いると見込んでいるのか。
本市における「条件が整えば退院できる」精神障害者の方は、概ね500〜600人程度を考えておりますが、今後とも引き続き実体の把握に努めて参ります。

【質 問】
このような入院中の方々に早期に退院していただき、地域で生活していただくためには、地域の条件整備として、どのようなことが重要と考えているのか。
退院した精神障害者の住宅生活を支えていく為には、住居の確保や医療体制の整備などに加え、
  1. 区福祉保険センターや生活支援センターなど身近な相談・支援体制の確保
  2. ホームヘルパーなどの日常生活を支えるサービスの充実
  3. 退院後の自立した生活への移行を支援する「生活訓練施設」など、社会復帰施設の整備
などが重要であると考えております。

【質 問】
退院促進のため有効な施設として生活訓練施設があげられるが、その主な事業内容はどのようなものか。また、16年度は新たに旭区内で運営を開始することになっているが、市内のか所数と定員について。
  1. 対人関係の改善・買い物や金銭管理など生活技術の習得のための訓練
  2. 地域作業所などへの通所訓練のための助言・指導
  3. 退所後の生活プランづくりの援助
などの事業を行っています。
■平成16年度の市内のか所数
3ヶ所(定員70人)

【質 問】
生活訓練施設は、今後どのように整備を進めていくのか。
退院者数の動向や、生活訓練施設の運営状況など見極めながら、今後の整備について検討して参ります。

【質 問】
特に精神障害については、障害に対する市民、企業、社会の偏見を除き、理解を深めることが重要と考えるが、局長の認識と今後の対応について。
精神障害に対する無理解や謝った認識を改めるため、今後もさらに普及啓発活動を行い、理解の促進を図って参ります。