2006年6月24日

小児救急電話相談を開設

 子どもが急病 1174(いいナース)へ/小児救急電話相談を開設/公明が推進 市独自で7月から/横浜市
 急な発熱など子どもの急病時は、電話番号「いいナース(1174)」へ――。横浜市は市独自で7月1日から、看護師による「小児救急電話相談」をスタートさせる。
 同電話相談のオペレーターは、看護師が行うため、家庭内で応急処置の方法や適切な受診方法などについて具体的にアドバイスを受けられる。また、必要があれば、看護師が医師と連携を取る支援体制も整備され、保護者の不安解消に一層の効果が期待される。
 対応時間は、平日の午後6時から午前零時、土曜日の午後1時から午前零時、休日の午前9時から午前零時で、電話回線も専用2回線を用意。相談窓口となる電話番号は「201―1174」と設定し、下4桁を「いいナース」の語呂で、市民に分かりやすい番号に工夫している。
 公明党は2003年の衆院選で掲げたマニフェストで、全国一律に「#8000」でつながる「小児救急電話相談」を推進し実現。都道府県が事業主体となり神奈川県でも昨年7月からスタートした。そうした中で市議会公明党の高橋正治議員は、04年3月の予算第一特別委員会で「県が単独事業として県下全域をカバーできるかどうか心配」と指摘。
 さらに、同事業スタート直後の05年10月には、手塚静江議員が決算第一特別委員会で「#8000がなかなかつながらない」と、市民が不安に感じている実情を市側に伝えるなど、市独自の小児救急電話相談を提案。市議会公明党は、小児救急医療のさらなる拡充を全面的に推進してきた。
 その上で、高橋、仁田昌寿の両議員は、本会議や委員会の場で「市民が分かりやすい電話番号の工夫を」とも提案。これに対して中田宏市長は、6月13日の仁田議員の一般質問に対し「電話番号は1174。『いいナース』と少しでも親しみやすい番号に心掛けた」と答えた。
 同市は今後、各区福祉保健センターや幼稚園、保育所などでチラシを配布し、市民への周知徹底を図っていくことにしている。
 
【公明新聞】掲載日: 2006/06/24 面名: 7

投稿者 高橋まさはる : 00:00 | 新聞の報道


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