2010年12月4日

高齢化社会のあり方

 私が20代に感銘を受けた「高齢化社会のあり方」に関する提言です。

 いうまでもなく、高齢者は大切にしなければならない。当然、福祉をはじめとして、悠々たる楽しい人生の総仕上げができる“環境づくり”を積極的にしていくべきである。周囲の人も最大の配慮をしていかなければならない。
 そのうえで、ただ何の目標も生きがいもなく、安閑とした“左ウチワ”の楽隠居に、理想の晩年の姿があるかどうか。これが重要な課題になってくる。すなわち、環境が整えば整うほど、本人自身の人生の“生き方”の問題が、より切実に問われてくる。
 かつて、仕事や子育てから引退したあとは、「余生」などと呼ばれた。しかし今日では、しばしば「第三の人生(the third age)」といわれる。
 フランスでは早くも「第三の人生のための大学」がつくられているように、この総仕上げの時期を、いかに有意義に行きぬくか。これが高齢化社会を迎えた現代の、切実にして深刻なテーマである。

投稿者 高橋まさはる : 12:37 | 政策のこと


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